企業に勤めながら新宿の派遣会社に登録した話

私に休日は無くなりました

まだ私は20歳を少し過ぎたころで周囲からは「早すぎる」と言われていましたが、実は私は早く結婚したいという願望をかなり以前から持っていたので、結婚すること自体に何の抵抗もありませんでした。
しかし、問題は「お金」です。
まだ入社3年目で、当時の給料は手取りで15万円ほどしかありません。
これで彼女と生まれてくる子どもを養っていくには少なすぎますし、何しろ世帯用のアパートへの引越しや結婚式、出産費用などを考えたら持っている僅かな貯金では全然足りません。
そこで、会社には内緒で新宿にある派遣会社に登録をして、毎日勤務後にキーパンチャーとして働くことにしました。
当時勤めていた会社は通信系の会社で、業務上キーボードで入力することが多かったためキーパンチャーは渡りに船です。
登録から3日後には赤坂にある総合商社で働くことが決まりました。
誰もが知っている大手商社だったので始めは緊張しましたが、仕事自体は手書きされた書類や資料を抜粋したものをひたすら入力していくというもので、量が多いながらも特に難しいことはありません。
特に私はキーボード入力が得意だったので、淡々とこなしていきました。
毎日6時から派遣の仕事は始まり、終了時間は仕事量によって変わりますが早くて8時、遅ければ10時を超えることもあったことを覚えています。
本来は平日のみの仕事でしたが、土日も募集していることを知り、それも任されるようになったため私に休日は無くなりました。
ただ、勤めている会社は朝9時始業であったため、そんなに疲れたと感じたことは無かったように記憶しています。

急いで彼女の実家に挨拶に行き結婚の許可を貰いました / 私に休日は無くなりました / 派遣をやって助かったのも事実